2026-01

小説

クイズの思考を覗き見する快感と、その先の意外な答え――『君のクイズ』感想

「問題が1文字も読まれる前に、なぜ正解できたのか?」 そんな衝撃的な一幕から始まるのが、小川哲さんの『君のクイズ』です。クイズ番組の決勝戦という極限の状態。対戦相手が「問い」を聞かずに正解を導き出した謎を、主人公の三島が自らの過去を振り返り...
小説

「大義名分」に殺されないために。――『同志少女よ、敵を撃て』が現代の私たちに問いかけること

今回ご紹介するのは、アガサ・クリスティー賞を全選考委員が満点で選出した傑作、『同志少女よ、敵を撃て』です。第二次世界大戦、独ソ戦の最中。女性狙撃兵となった少女セラフィマの物語を通じて、私が最も強く感じたのは、「大義名分に乗っかった目的の先に...
新書

SNS時代の「自分」を取り戻すための護身術ー「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない

今回紹介させていただくのは、こちらの本です。『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない』 (三宅香帆 著 / ディスカヴァー・トゥエンティワン)「推しの素晴らしさを語りたいのに、語彙力がなくて『やば...