今回紹介させていただくのは、こちらの本です。
『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しか出てこない』 (三宅香帆 著 / ディスカヴァー・トゥエンティワン)
| 好きを言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのにやばい!しかでてこない (ディスカヴァー携書)価格:1777円 (2026/1/12 15:58時点) 感想(0件) |
「推しの素晴らしさを語りたいのに、語彙力がなくて『やばい』しか出てこない……」 そんな悩みを解決してくれるのが、本書です。
しかし、本書を単なる「文章術のノウハウ本」だと思ってはいけません。 実は、SNS社会の中で「自分を見失わないための護身術」を教えてくれる本でもあるのです。
SNSに「自分の言葉」を奪われていませんか?
SNS全盛期の今、私たちは多くの情報をそこから得ています。しかし、便利さと引き換えに、こんな経験はないでしょうか。
- 自分の感想が、いつの間にかSNSの誰かの意見に似てしまう
- SNSで見た「強い言葉」を、そのまま自分の言葉として使ってしまう
- SNSの冷ややかな評価を見て、自分の「好き」が揺らいでしまう
例に漏れず、私もその一人でした。 いつの間にか純粋な感情がSNSというノイズにかき消され、他人の言葉に侵食されていることに悩んでいたのです。
「自分」を守るための言語化技術
本書では、SNSの言葉に惑わされないために「SNSを見る前に、自分の感想を確立させること」の大切さが説かれています。
今の時代、トラッキング技術(おすすめ機能など)によって、見たくなくても他人の感想が目に入ってきます。その波に飲まれないためには、まず自分の中に「好き」の芯を作ることが重要です。
自分なりの言葉を先に持っておけば、たとえ他人と意見が違っても「あ、違う意見もあるよね」と冷静に受け入れられますし、自分の大切な気持ちが他人の言葉に置き換わることもなくなります。
過去の「好き」は、自分だけの宝物になる
また、本書では「変わりゆく『好き』を記録するメリット」についても触れられています。
人の気持ちは移ろいやすいものです。時が経てば、好きだったものを卒業したり、逆にさらに深くハマったりすることもあるでしょう。 その時々の「好き」をしっかり言語化して残しておくことは、自分の変化を見つめ直し、大切な思い出を鮮明に振り返るための手助けになります。
まとめ:AI・SNS時代だからこそ「自分の言葉」を
AIやSNSが普及し、誰でもそれらしい言葉を発信できる時代だからこそ、自分の本当の言葉を持つことが必要なのだと痛感しました。
「自分の好きを、自分だけの宝物として大切にしたい」 そんなすべての人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
おすすめ度:★★★★★
| 好きを言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのにやばい!しかでてこない (ディスカヴァー携書)価格:1777円 (2026/1/12 15:58時点) 感想(0件) |
コメント